2013/05/21

ニンニクの無限の可能性

ばくらスタさんが「ニンニク」という単語を聞くと、瞬時に盗賊王が脳裏に浮かぶことかと思われます。その逆も然り。
ということで本日は「ニンニク」について掘り下げていこうと思います!ヤッター!

出典元リンク:
Wikipedia/ニンニク
簡単!栄養andカロリー計算
にんにくの効能と歴史


--------


◆ニンニクって?
ご存知ニンニクと言えば「臭いけど高カロリーで料理の香り付けに欠かせない」、そんなイメージを(個人的に)持っています。
しかし実際には知らないことも沢山あるだろうし、ニンニクネタから盗賊王の漫画のネタに発展できるかもしれません。
そんなステキな可能性を秘めたニンニクについて、ザッと調べてみました。

「ニンニク」はネギ属の多年草であり、球根を香辛料として用いています。
英語ではガーリック、日本語ではニンニク。
なおニンニクの語源は仏教用語の「忍辱(にんにく)」だそうで、「さまざまな苦難や他者からの迫害に耐え忍ぶこと」だそうです。ニンニクって深い・・・。

原産地は中央アジアと推定され、なんと紀元前3200年頃には古代エジプトなどで栽培・利用されていたようです。
現存する最古の医学書『エーベルス・パピルス』には薬としても記載されているそうな。
まさかニンニクの項目で古代エジプトの単語が飛び出てくるとは思いも寄りませんでした。ニンニクって凄い・・・。

主な生産地は中国で、ニンニク生産量の8割を占めているそうです。
日本国内においては、国産ニンニクの8割を青森県産が占め、次いで香川県も出荷が多いそう。

食材としては、強壮剤として、また肉の臭みを消し料理に食欲をそそる香味を付与。
盗賊王がガツガツ食べてた骨付き肉や、原作やアニメで食べてたステーキなど、肉食のばくらさん達のつけあわせ的にはバッチリですね!


◆栄養価は?
では栄養価はどうでしょうか。
ニンニクには、疲労回復や体力増強に効果があるそうです。記憶編で盗賊王さんがHP回復アイテムに使っていたのも納得ですね。
また糖質の分解を促す(ビタミンB1の効果を高める)アリシンを含むとのこと。
なるほどシュークリームばっかり食べる獏良さんには持って来い(?)な食材です。
ちなみにアリシンという成分はニンニクの臭いの元だそうですが、抗菌作用も兼ね備えているとのことです。

またニンニクは全食品の中でもビタミンB6の含有量が非常に多いそうです。
ちなみにビタミンB6は、アミノ酸の代謝や神経伝達に用いられ、不足すると痙攣やてんかん発作、アレルギー症状、湿疹、貧血などを起こしてしまう・・・ということは、つまり掌や腕に鋭利な物をブッ刺した際は、ステーキを食べずにニンニクを食えってことですね。ニンニクって便利!
(人間の場合通常だと腸内の細菌が合成してくれるようなので、基本的に不足することはあまり無いそうです。しかし人間じゃないバクラさんなら・・・)
他にもビタミンB1を豊富に含む豚肉は、ニンニクと一緒に食べると吸収されやすくなると言われているそうです。
これぞニンニクコンボ!肉食のばくらさんちには欠かせませんね!

ところでビタミンB6って他にどんな食品に入っているんでしょうか。調べてみました。
ビタミンB6が多く含まれている食品は、水分多めのものだとニンニク(1.50)やまぐろ(0.94)、牛肉のレバー(0.89)がオススメです。
水分少なめだととうがらし(3.81)やピスタチオ(1.22)、粉状の抹茶(0.96)にも多く含まれてるみたいです。


◆悪影響
さて、ニンニクニンニク言ってきましたが、逆に食べることで体に悪影響は出るのでしょうか。
まず第一に悪臭の元になります。
そして赤血球の破壊により、血尿・血便・貧血になることも。
あれ、貧血に良いんじゃないの?なにこのマッチポンプ!!
更に生のニンニクは刺激が強すぎて胃を痛めることもあるそうです。強靭な盗賊王様ならいざ知らず、現代っ子の獏良くんにはオススメできませんね。


◆伝承とか
ドラキュラとか日本神話とか色々あるみたいですが、せっかくなので古代エジプトの記述を引用。
>古代エジプトではピラミッドの建設のさい、労働者にタマネギやラディッシュとともにニンニクが与えられた。
つまりアテムこと王様のお墓を作る際の携帯食はニンニクなんですね。
盗賊王ばかり食べているように錯覚しましたが、古代エジプトでのニンニクは非常に一般的な物だったことが分かります。

他にも、日本ではなんと2月29日を「にんにくの日」として定めているそうです!
凄く閏年!!
4年に1度だけの特別な記念日ということもあり、日本各地でにんにくに関するイベントが催されるとのこと。
機会があれば閏年ににんにく祭りをするのもいいかもしれませんね。


◆古代エジプトとニンニク
思わぬところにニンニクのルーツがあったため、ちょっと古代エジプトとの関係性を調べてみました。

>古代エジプトのピラミッド内部には労働者へ与えたにんにくの数量を書き残してある。
>ニンニクの発祥は、中央アジア原産と推定されているが、紀元前3200年ごろのツタンカーメンの墓の中から乾燥されたニンニクが発見されたのが最初であるとされている。
>クフ王が建造したピラミッド内部の壁画には、労働者がにんにくを食べ厳しい労働に耐えている姿が描かれている。


当初はネタのつもりだったんですが、こんなに関連性があるんですね!
ということは、アテムの眠っている応募にニンニクが眠っていたり、アテムの心の部屋にニンニクが転がっていたり、記憶の石盤にニンニクが描かれていた可能性もあるってことですか・・・こいつはスゲェな!!

カズキングこと高橋先生が調査・取材して描き起こしているからと言えば身も蓋もありませんが、ニンニクには無限の夢と可能性が詰まっていたのかもしれません。
話をどんどこ広げていますが、そろそろ収拾付かなくなってきたのでこの辺でやめたいと思います。


やだこのパズルニンニク臭い><