2022/05/02

獏良パパの願い事とリングの入手時期

5回目の鑑賞会時に一部ですがセリフの文字起こしをやってみたんですが、耳から入る情報と量と目から入る情報量って結構違うもんですね。
文字起こし踏まえて思ったことをアレコレ考察してみます。
(文字起こし、完璧じゃないので後日加筆修正します。雰囲気だけ伝わればそれで)



※藍神と獏良の会話シーン
「ボクの父親は骨董商でね」
「今の学校に来る前はエジプトにいたんだ」
「あんまり思い出したくないんだけど」


回想シーンの獏良って小学生くらい…?
10~12歳くらいな気がするけど、時系列どうだったかな…。
父親がエジプトにいたってことは、獏良はどうしてたのかな?と考えてしまいましたが、普通に考えると日本には母親がいたのかな。

「長年探し求めていた骨董が王家の谷にあると」
「気になってこっそり後をつけた」

パパが千年リングを探し求めていた理由が凄く気になるんですが、色んな方が提唱している"天音を生き返らせたい説"が有効かなとずっと思っていたものの、今回セリフを書き起こしたら新たな違和感が。
というのも、パパがリングを探していた期間を"長年"て言ってる以上、少なくともパパはリングを10年くらいは探していたのかなと思いました。
で、回想時の獏良が小学6年生(12)だと仮定したら、その10年前ともなると、2歳とかになってしまうんですよね。
天音は妹なのでそれより年下ですし、"長年"の定義が10年未満だったとしても、かなり幼少期なので、獏良の記憶にハッキリ残っていなさそうだなと。
となるとやはりパパがリングを求めたのは別の理由なのではと思いましたが、母親が言及されてないので実は死んでるのでは…?と考えてしまいましたよね。
しかし、それこそ「パパがエジプトに単身赴任してるなら、誰が獏良の面倒を見るのか」という別の問題が😇

「あの夜のことは思い出したくもないはずなのに」

何度も繰り返される獏良のこのセリフですが、なぜエジプトの記憶は思い出したくないんでしょうかね…。
獏良にとって忘れたままにしたいネガティブな記憶になっている理由ですが、
 ①リングの邪気に触れたパパがこの後死にかけた
 ②この日を境に優しかったパパが豹変してしまった
 ③願いを叶えてくれるはずのリングが叶えてくれないことが分かり、パパが壊れた
 ④リングのせいで獏良自身が死にかけた
…ウーム!!
とにかくリングによる事件が起きてしまったことが、獏良にとって良からぬことになってしまい、そのトラウマスイッチに触れないためにも、バクラによってあえて記憶を封印されてたのかな~とか考えてしまいました。この辺想像の余地があって超楽しいですね…!

※パパとシャーディーの会話シーン
「やっと探し当てました」
「やはりこの場所に」
「とうとう巡り会えた、この黄金のリングに」
「お願いします、どうか私に黄金のリングをお譲りください」
「どうか私にお譲り願いたい、頼む」
「何でもする、何でも。だから私に」
「これでいいんだな、これで黄金のリングは私のものだ!」(高笑い)


セリフから分かるとおり、パパは長年リングを探していて、今回遂に巡り会えました。
本誌のペガサスの回想シーンに登場する墓荒らしとは違い、パパはかなり切羽詰まっているのが窺えます。
どれだけお金を積んでも、何をしても良いからリングを譲って欲しいと縋って、シャーディーに軽蔑されるパパ…😇
これだけ必死となると、やはり人の死に絡むものなのかなと思えてきます。
一つ前の話に戻りますが、天音が交通事故に遭い昏睡して何年も目を覚まさないまま入院しているとか、なんかそういうのもアリかなと。
とにかく、どれだけお金を積んでも解決できないことなんでしょう…。

「リング…リングは」
「ある、あるよパパ」

パパ吹っ飛びすぎである…!
リングの邪気でボロボロになってもなお、リングへの執着を見せるパパ。
そんなパパの期待に答えたくて、拾いに行く子獏良。そしてリングにロックオンされて…。
(このシーンのリング、刺さるとかそういうレベルじゃなく、肉体と同化してません…???ヒエッ)

「シャーディー、とうとう住み心地の良い宿主を見つけたぜ」
「安心して消えな!」
「やっとくたばったか」
「おまえらも目障りなんだよ、うせろ!」
「オレ様がこの世界を暗黒に染めてやるよ…」


リングに封印されていたゾークの一部が、子バクラの姿を借りて現世に復活を果たします。
バクラはシャーディーの名前を知っていることから、以前より面識があるんだろうなと。
多分これ以前にも、住み心地の良くない宿主に憑いていたことがあったんでしょう(笑)
バクラが何かやらかしそうになる度、シャーディーが封じてきたのかもしれません。
ただ、適正値の低い宿主だと闇の力を発揮できないとかで、決定打にはならなかったのかも?
殺伐~!!

「どうだ、思い出したか獏良!」
「本当にボクが…」
「違う、ボクは操られていた。あの忌まわしいリングに」
「本当の姿なんてない、全てあのリングが…」
「僕はこの手で、君たちの大切な人に大変なことをしてしまったんだね」
「藍神くん、ごめんなさい」


回想おわり。
忌まわしい記憶が蘇る獏良ですが、自分の意志でやった訳でもないのに、きちんと謝るのはマジで天使過ぎました。
藍神くんもタジタジだ!!獏良泣かせたの地味に凄いですね(??



書き起こしはここまでなんですが、バクラとシャーディーの因縁は、考えれば考えるほど謎が深まります。
まぁ劇場版が無ければ更に謎のままだったので、考察勢にとってはめちゃくちゃオイシイシーンであったとは思いますが!
それにしても、妹死んでるし、それで更に母親も死んでたりしたら、完全に呪われた家系ですね😇
パパがリング一筋だったのって、盗賊王の名前が現代で名字として引き継がれてることから、獏良家に"なんでも願いを叶えてくれる黄金のリング"が代々伝わっていたのでは?とか思いついてしまいました。
(実際千年アイテムて冥界のファラオを生き返らせる力はあったので)
どこかのタイミングで盗まれてしまい、だからこそパパは取り戻すために骨董商となったのかもしれません。
エジプトにある説が濃厚で、更に調べていたら、遂に見つけて…みたいな。
代々伝わる云々はともかくとしても、骨董商という職業的にリング絡みなんだろうなと思ってしまいました。

一点気になったのが、原作のペガサスの回想で「7年前にシンディアが亡くなっている」とあったことです。
その後(翌年くらい?)にペガサスが王家の谷に訪れており、その時点では冥界の石版にリングはハマってますが、シャーディーの姿から察するに死んだ後の姿っぽいんですよね。
ゆーてシャーディー自体も生きてるのか死んでるのかよく分かりませんし、元々人間ではないのかもしれません。
姿も複数あって、仮初の姿(原作)と本当の姿(劇場版)があったのかもしれません。
獏良は現在高校2年生で、リング事件が小6だとすれば、子獏良の年齢的にも大体合致しますしね。

この辺まだ考察漁りきれてないので、もっと調べて考えてみます!
長々と妄想に付き合って頂きありがとうございました😂