2013/05/23

サイコロ/ダイス

遊戯王という作品の中で「サイコロ」という単語が度々登場します。
ばくらスタさんお馴染みモンスターワールドに使用した「10面ダイス」、御伽が考案した「DDD」や彼自身も愛用する一般的な「6面のもの」、城之内がカードゲーム中に使用した「天使のサイコロ」「悪魔のサイコロ」、他にも原作にて闇のゲームで「出目が割れて7☆」な話もありましたね(笑)
あと忘れてはならないのが、遊戯王の製作スタジオにて法人の「スタジオ・ダイス」ですね。

出典元:wikipedia/サイコロ

乱数発生のための道具でもあるサイコロは、どうやら古代エジプトにも関連してきており、牛や羊などの距骨(後ろ足のくるぶしの骨)を用いて作った独特な形の物が古代エジプトの副葬品にも見られたりだとか、正六面体のサイコロの発祥地は古代インドとも古代エジプトとも言われているそうです。

遊戯王に話を戻して、作中に登場するTRPGの「モンスターワールド」にて出てくる10面ダイスについてでも。
一般的な正六面体(立方体)のサイコロとは別に、こちらは多面体にて構成されているのが特徴です。
多面体と六面体の違いは何かというと、見て分かるとおり1~6の範囲で発生させていた乱数の上限を上げることができるという点です。
この多面体ダイス、原作を読むまで知らなかった方も多いのでは無いかと思います。かく言う私もその中の一人であり、遊戯王で存在を知りホビーショップで購入しました。

10面ダイスは「正ねじれ双五角錐」という2つの五角錐を半分ずらして底面で貼り合わせたよう特殊な形状をしております。
出目1~10までで、一般的に10は「0」と表記されています。これにより10進数の乱数を発生させることができ、作中のパーセンテージ判定を行うことができるんですね。
この特殊な形状のおかげで、イラストとして描く際に苦労した方も多そうです。
簡単な描き方のコツとしては、最初に傾斜のついた膨らんだ正方形を描き、半分に割り、面を振っていくという方法です。
真横から見た際にひし形にならないように(じゃないとコマのように回転できませんし/笑)、リアリティを出したい場合は上下で出目の位置関係を把握すると良いかもしれませんね。

とは言え、やはり資料を見ながら描くのが一番ですので購入してみるのも良いかもしれません。
大きめな玩具屋さんに行くと大抵扱っているので、比較的入手もし易いです。最近ならネットでも買えますよ。
価格も特殊な物でなければ安価で入手できます。
工作が得意な方は「自作」という手段も残されています!

多面体ダイスの話が出たので、ついでに他の形についても。
均等な出目が期待でき、サイコロとして実用的なものとしては、4面(正四面体)、8面(正八面体)、16面(正双八角錐)、24(面凧形二十四面体、四方六面体)、30面(菱形三十面体)等があります。
他にも12面、20面、60面、100面なんてものも。100面に到っては「球体」です(笑)
出目も数字ではなくマイナスがついてたり分数だったり四則演算(+-×÷)だったり5W1Hだったり・・・。
色も不透明なものや透明なもの、メタリックなものやマーブルなものがあったりと、カラフルでとても綺麗です。眺めているだけでも楽しいこと間違いなし!

なお、原作のように回転によるイカサマダイスロールを行うのはほぼ無理です(笑)
理論上ではできるんですけど!そもそもそんな長時間回転しないっていう・・・!
しかし楽しいのでやりましょう。片目を瞑ったり左手を封印したりするとリアリティが増すかもしれませんね!